国際会議NOLTA2025に参加しました

10月27-31日に沖縄 那覇にて開催されたThe 2025 International Symposium on Nonlinear Theory and Its Applications (NOLTA2025)にてD1 鈴木,D2 山本が研究成果を発表いたしました.

題目:Complex-Valued Graph Neural Networks with Boundary Conditions Based on Circuit Ports Analogy
著者:Ayumu Suzuki, Takashi Hisakado

題目:Feedback Design of Multi-Port Hub with Small Energy Buffer for Peer-to-Peer Energy Transfer by Bidirectional DC/DC Converter
著者:Kenta Yamamoto, Takashi Sampei, Takashi Hisakado

黎明電子機器学シンポジウム2025に参加しました

9月24日に岡山大学にて開催された黎明電子機器学シンポジウム2025にて,弊研究室の学生が発表いたしました.
黎明電子機器学シンポジウムは岡山大学(EMC設計学研究室セキュアハードウェア設計学研究室)・九州工業大学(IoTシステム研究室)・京都大学(当研究室)が共催する学生主体の研究・情報交換会です.
シンポジウムでは回路システムの設計・解析,EMC,回路設計への機械学習の応用など,多岐にわたる話題について活発な議論が行われました.シンポジウム後には懇親会が開催され,研究・学術活動等について情報交換を行う共に,他校の学生・教員との親睦を深めることができました.

発表題目

  • 石井 直斗(B4):時変回路による伝送線路終端のエネルギー収穫における入射パルス波のパラメータ推定
  • 鹿島 大覚(M1):P2Pエネルギー伝送によるUSB-PDマルチポートハブの過渡解析
  • 伊藤 寛泰(M2):伝送線路の整合終端におけるエネルギー収穫に用いるコンバータの損失解析と設計
  • 鈴木 歩夢(D1):GNNの固有モードと電気回路の固有モードの対応
  • 山本 謙太(D2):双方向DC/DCコンバータによるP2Pエネルギー伝送の同期ずれを考慮したロバスト設計

IEICE NLP研究会(札幌)に参加しました

8月7日に札幌市にて開催された電子情報通信学会 非線形問題研究会にてD2 山本が研究成果について発表いたしました.

題目:P2Pエネルギー伝送における同期ずれに対する双方向DC/DCコンバータの過渡解析
著者:山本謙太, 久門尚史

研究会終了後はさっぽろ夏まつり ビアガーデンにて懇親会が開催され,活発な議論・情報交換が行われました.

マルツエレック主催「第4回学生アイディア・コンテスト」にて最優秀賞を受賞しました

マルツエレック株式会社主催の第4回学生アイディア・コンテストにて,D2山本が最優秀賞を受賞しました.これに伴い,マルツエレック株式会社より研究遂行に必要な部品をご提供いただくことになりました.

受賞アプリケーション名 : 「電源と負荷の自律的分散協調を実現するWi-Fi機能付き双方向AC/DCコンバータモジュール」

受賞にあたっては,P2Pエネルギー伝送の実用性・拡張性の高さ,および今後普及すると考えられる分散型エネルギーインフラへの応用可能性が評価されました.今後はマルツエレック株式会社より提供いただいた部品を活用し,基盤技術の実証に向けて実験用機材の設計・製作を進める予定です.


NOLTA Best Paper Awardを受賞しました

大変光栄なことに,2023年に英文論文誌Nonlinear Theory and Its Applications, IEICEに掲載された論文がNOLTA Best Paper Awardを受賞しました.
これに伴い,6/13-14に岡山にて開催された2025年 電子情報通信学会 NOLTAソサイエティ大会にて授賞式並びに記念講演を開催いただき,D2 山本ならびに久門准教授が出席いたしました.記念講演ではD2 山本が受賞論文の概説・直近での成果について講演いたしました.

受賞論文:Global stabilization for nonlinear two-port characteristics of bidirectional DC/DC converter and its application to peer-to-peer energy transfer
著者:Kenta Yamamoto, Takashi Hisakado, Mahfuzul Islam, Osami Wada

受賞論文では,双方向DC/DCコンバータを2ポート回路としてモデル化した際に生じる非線形現象,ならびにその大域的安定化手法を提案しております.また,提案する大域的安定化手法を当研究室にて研究しているP2Pエネルギー伝送に応用することで,非常に高い安定性を持つエネルギーシステムを単純なアプローチにより実現できることを理論・実験の両側面から確認いたしました.当該論文はオープンアクセスで公開されておりますので,何方でもご覧いただけます.

今回のNOLTAソサイエティ大会は100名以上の参加者がおられ、14日の懇親会は岡山城の天守閣を貸し切って開催されるなど,非常に活気に溢れていました.これを励みに,今後も引き続きNOLTAソサイエティ含め,学術界に貢献できる研究成果を目指し,研究活動に専念する次第です.

執筆者:D2 山本

電子情報通信学会 総合大会(東京)に参加しました

3/25~28に東京都市大学世田谷キャンパスにて開催された電子情報通信学会 総合大会にてM1 佐原が研究成果について発表しました.

題目:T字型離散単導体線路の整合のための分岐部の設計手法の検討
著者:佐原怜一郎, 久門尚史

発表の他にも,様々な内容のセッションを聴講しました.どれも最新の内容に触れることができてとても良い経験になりました.また,懇親会では様々な大学の学生・先生,企業の方々と楽しく話すことができ,こちらも良い経験になりました.

本研究室の卒業生による論文が出版されました

題名 : 導電損失をもつ単導体線路モデルとその終端整合への応用
著者 : 由利倫太朗, 久門尚史, イスラム マーフズル, 和田修己, 田代大貴
雑誌名 : 電子情報通信学会論文誌B

本研究では,明示的な帰路を持たない回路モデルである単導体線路を損失がある場合について拡張しました.また,一般的な伝送線路モデルとのアナロジーに基づき,無損失単導体線路を有損失単導体線路により終端整合する手法を提案しました.本研究成果はEMCにおけるコモンモード設計などへの応用が期待できます.

国際会議NCSP’25にて機械学習モデルに関する研究成果を発表しました

2月27日-3月2日にマレーシア(現地・オンラインのハイブリッド)にて開催された2025 RISP International Workshop on Nonlinear Circuits, Communications and Signal Processing(NCSP’25)にてM2 鈴木が研究成果を発表いたしました.

題目:Circuit Node Classification with Missing Measurements Using Multi-Channel Complex-Valued Graph Neural Network with Boundary Conditions
著者:Ayumu Suzuki, Takashi Hisakado