NOLTA Best Paper Awardを受賞しました

大変光栄なことに,2023年に英文論文誌Nonlinear Theory and Its Applications, IEICEに掲載された論文がNOLTA Best Paper Awardを受賞しました.
これに伴い,6/13-14に岡山にて開催された2025年 電子情報通信学会 NOLTAソサイエティ大会にて授賞式並びに記念講演を開催いただき,D2 山本ならびに久門准教授が出席いたしました.記念講演ではD2 山本が受賞論文の概説・直近での成果について講演いたしました.

受賞論文:Global stabilization for nonlinear two-port characteristics of bidirectional DC/DC converter and its application to peer-to-peer energy transfer
著者:Kenta Yamamoto, Takashi Hisakado, Mahfuzul Islam, Osami Wada

受賞論文では,双方向DC/DCコンバータを2ポート回路としてモデル化した際に生じる非線形現象,ならびにその大域的安定化手法を提案しております.また,提案する大域的安定化手法を当研究室にて研究しているP2Pエネルギー伝送に応用することで,非常に高い安定性を持つエネルギーシステムを単純なアプローチにより実現できることを理論・実験の両側面から確認いたしました.当該論文はオープンアクセスで公開されておりますので,何方でもご覧いただけます.

今回のNOLTAソサイエティ大会は100名以上の参加者がおられ、14日の懇親会は岡山城の天守閣を貸し切って開催されるなど,非常に活気に溢れていました.これを励みに,今後も引き続きNOLTAソサイエティ含め,学術界に貢献できる研究成果を目指し,研究活動に専念する次第です.

執筆者:D2 山本

電子情報通信学会 総合大会(東京)に参加しました

3/25~28に東京都市大学世田谷キャンパスにて開催された電子情報通信学会 総合大会にてM1 佐原が研究成果について発表しました.

題目:T字型離散単導体線路の整合のための分岐部の設計手法の検討
著者:佐原怜一郎, 久門尚史

発表の他にも,様々な内容のセッションを聴講しました.どれも最新の内容に触れることができてとても良い経験になりました.また,懇親会では様々な大学の学生・先生,企業の方々と楽しく話すことができ,こちらも良い経験になりました.

本研究室の卒業生による論文が出版されました

題名 : 導電損失をもつ単導体線路モデルとその終端整合への応用
著者 : 由利倫太朗, 久門尚史, イスラム マーフズル, 和田修己, 田代大貴
雑誌名 : 電子情報通信学会論文誌B

本研究では,明示的な帰路を持たない回路モデルである単導体線路を損失がある場合について拡張しました.また,一般的な伝送線路モデルとのアナロジーに基づき,無損失単導体線路を有損失単導体線路により終端整合する手法を提案しました.本研究成果はEMCにおけるコモンモード設計などへの応用が期待できます.

国際会議NCSP’25にて機械学習モデルに関する研究成果を発表しました

2月27日-3月2日にマレーシア(現地・オンラインのハイブリッド)にて開催された2025 RISP International Workshop on Nonlinear Circuits, Communications and Signal Processing(NCSP’25)にてM2 鈴木が研究成果を発表いたしました.

題目:Circuit Node Classification with Missing Measurements Using Multi-Channel Complex-Valued Graph Neural Network with Boundary Conditions
著者:Ayumu Suzuki, Takashi Hisakado

IEICE NLP研究会(鳥取)に参加しました

10月17日,18日に鳥取大学にて開催された電子情報通信学会 非線形問題研究会にてD1 山本,M2 鈴木が研究成果について発表いたしました.

題目:P2Pエネルギー伝送の通信遅延とスケールを考慮したロバスト設計
著者:山本謙太, 久門尚史

題目:境界付き複素GNNの学習へのグラフフーリエ基底の影響
著者:鈴木歩夢, 久門尚史